富士五湖ウルトラマラソン118㎞

【レース当日】富士五湖ウルトラマラソン118㎞

富士五湖ウルトラマラソン118㎞の部は4:00スタートという事で今回は2:00起床。

スタート1時間前には朝食を済ませておきたいのでササっと朝の用意してすぐにごはん食べます。

今回は宿の方が用意してくれた「おにぎり2つ・ミニ鮭・卵焼き・唐揚げ・漬物」

本当はレース前に揚げ物控えたいのだけど。せっかく用意していただいたので食べちゃいました(笑)

 

3:00過ぎにはスタート会場の「富士北麓公園」へ。

まずコース上荷物袋 56.4㎞・75.2㎞地点2セット分(この中には悪天候や何かあった時の為に「ウエア一式とシューズ、タオル、オレは摂取す(補給食)」を入れて)預けました。

 

それからアーリー特典(早期申込者特典)のTシャツを受け取り、会場荷物預け所へ。

手荷物すべてを預けレース仕様の服装になります。

(早朝の富士は寒いので体が温まるまで着ていられる使い捨てのビニールのポンチョとかあればよかったなぁ。。。と反省)

ウルトラマラソン

トイレを済ませてからスタート地点へ向かい準備運動!

(私が走る前にやっている定番の準備運動があるので今度こちらもアップします!)

 

そしてスタート地点に着いていつも思う事がありまして。

「早く始まらないかなぁ・・・。」って。

こう見えてレース前はいつも緊張してるんです(笑)

だから近くにいる人に話しかけたり、カメラマンさんにやたらピースしてみたり、、、

始まってしまえば落ち着くんですけどね!

ウルトラマラソン
 

【レース開始】

スタートの合図とともに先頭集団と共に走り出しトラックを一周。

最初はペース上がりすぎちゃうの分かってたから仕方ないと思いつつ出来るだけ抑えようと意識して4:51/㎞(こりゃ持たないと自分でも実感←)

反省するもしばらくは波があり・・・。

 

言い訳としてはヘッドライトを持たずに走りだしたが故に

朝4:00の富士は暗すぎて足元すら見えない状況。

ヘッドライトをつけている色々な人に付いて行こうとした結果、

しばし安定せずでした。(自業自得←)7㎞ぐらい走って初めて信号で一時停止。

(ウルトラマラソンでは交通規制など全コースでできるわけではないので信号での一時停止はあるあるです。)

ここでアームカバーを取ってTシャツの後ろポケットに収容。

何度も言いますがRaidLightのウエアのクオリティがすごくて背中のポケットにアームカバー入れても違和感ないレベルでフィットしてたもんだから完走するまでノンストレスで取り出すのを忘れ結局最後まで入れっぱなしで走ってました(笑)

これぐらいから大体5:30/㎞から6:00/㎞ペースで安定して走れるようになりました。

なんとなく最後までこのペースで走り続けよう!と思っていた気がします。

(12時間以内にゴールしたい!という当初のゆるっとした目標からあわよくば11時間半でゴールしたい!と思うように意識が高まっていました)

富士五湖では【エイドステーション(給水所)】が約4㎞間隔でありました。

私の場合、1か所でスポーツドリンク1杯とお水1杯は少量でも絶対給水します。

+α(柑橘系フルーツ、梅干し)を状況に合わせて。

 

レース中のエネルギー切れは避けたいのと、ウルトラマラソンぐらいご当地エイド(その土地の特産物など)を楽しみたいという気持ちがあったので

『銘菓くろ玉』や『吉田うどん(少量)』などもいただきました!

(くろ玉はおいしかったのですがとっても甘いので最後にお水を飲んでおかないと、のど渇き問題に発展する!と思いお水を飲んでから再スタートしました。)

※本来マイカップを持参しているのが理想なのですが今回は軽量化を図りたいという事で持ち合わせておりませんでした。。。

給水では1杯目を飲み終わった紙コップに2杯目以降も入れてもらい微力ながらゴミ削減とさせていただきました。

【笑顔で挨拶】

私がレース中に心がけていたこと。

え。って思う方もいるかもしれないのですがロングレースになればなるだけ疲れてくると無表情になったり単純に元気がなくなります。。。

でもどんなレースでも沿道にいらっしゃる応援の方や通行人の方に声をかけてもらえたり、エイドステーションにたどり着いたときに

笑顔で「お疲れ様です!」「ナイスランです!」って話しかけてもらえると嬉しくて辛いはずなのに笑顔になれたり、すごくパワーをもらえるんです!!

 

【レース中の奇跡】

私たち118㎞の部がスタートした3時間後に71㎞の部の方たちがスタートしました。

その選手たちと富士北麓公園上付近(約38.6㎞地点)ですれ違うポイントがありました。

私たちは登り坂、71㎞の選手は下り坂という状況。

(正直登り坂は苦手だし、本来目の前の長い坂を見ていると元気がなくなります。。。)

そこでお互いに

「ナイスランです!」「ファイトー!!」と声の掛け合いをさせていただく場面がありました!

1000人近くのランナーさん達と一人ひとりは一瞬でも交流できたことで

本来キツイはずの上り坂も笑顔で走りきることができたんです!!

そのあとも選手や沿道の方とすれ違うたびに声を掛け合うことで何度もパワーをいただきました。

 

他にも奇跡的な出来事が。

実は60㎞~70㎞付近で足が回らなくなってきたんです。

平坦いや、なんならゆるやかな下り坂にもかかわらず6:30/㎞:から7:00/㎞ペース以上でなくなってしまったんです。

どこか痛いというわけじゃないのに全然走れていない自分に悔しいって思っていた時に女性ランナーさんに抜かされました。

一人目の女性は長身で脚の長いスラっとした女性。

「ナイスランです!」と声をかけたものの速すぎて全くついてい・・・。

かっこいい選手だなぁ。とどんどん小さくなる後姿を眺めることしかできませんでした。

それからしばらくしてエイドステーションでグレープフルーツを頬張っているときにまた女性がエイドステーションに現れたんです。 その時は

「うわー!また追いつかれてしまった!」

って焦って私が先に走り始めるもすぐに並走することになり、このまま一緒に走っていたら持たないな。ってことで減速・・・。

すると女性ランナーさんが「頑張りましょう!!」って声をかけてくれたんです!

その時は「はい!!!!」って全力で一言返すことしかできなかったのですが、

この一言でスイッチを入れてもらえたかのようにさっきまで不調だった足が動き始めたんです!!!!

 

更に走り続けていくと自分でもビックリするぐらい足が回復しててものすごいパワーをいただけたのだと感動!! どんなに自分がしんどくても声掛けをすることで自分と同じように元気が出る人がいるかもしれない。絶対これは続けていこう!!と心に決めました!

 

その後118㎞と100㎞・72㎞で分岐した後は、ほぼ人と会わないコース。

さすがに心折れそうになりました。

湖がきれいなのは間違えないのだけど流石に5lakeともなると見慣れてしまうといいますか・・・とにかく長く感じてました(←素直)

 

唯一の救いはエードで「女子2位だよ!」と言ってもらえたこと。

私の足が不調だった時に抜かされた選手は100㎞の選手だったんだ!

と少し安心したものの冷静に30分も私たちの方が早くスタートしているのに60~70㎞の地点で抜かされてしまったんだ・・・

という衝撃の事実でもありました(笑)

 

【レース後半戦】

レースペースは一度復活してからは大体5:30/㎞で走り続けることができました!

しかしながら後半ラスト約7㎞続く登り坂。

これが噂のやつかーーーーーーー。

って思いながらとにかく絶対止まらないことを意識して走り続けました。

登り坂の途中でおそらく私がスタート間もなく下り坂で凄まじい勢いで抜かされた118㎞の部で1位の女性選手を発見!!

この登りで抜かなければ!という想いが溢れて猛ダッシュ!!!!

(気持ちは全力だったのですが残念ながら実際そんなにペース変わってなかったです←笑)

 

ここで勝負に出たからには絶対抜かされてはいけない!という気持ちで走り続けました。

そしてゴールまであと4.5㎞というところでまさかの雨。

割と勢いがあったもんだからあっという間に靴は浸水。

めっちゃビショビショなわけで。雨でシューズが濡れてると本来しっかりと気持ち悪いんですよ。

 

ただね、私が履いてたのはインナーファクトの最強Skin Socks(くるぶし丈の五本指靴下)

何が最強かって天然繊維の持つ特性を最大限に活かし高いドライ感で足元の不快感やストレスを軽減してくれる蒸れない靴下なんですよ!!

 

スパルタンレースやトレイルの時にそのクオリティの高さに感動していたので今回のレースにも迷わず採用!これ、本当におすすめなんです!!

 

足の摩擦を軽減してくれて豆などのトラブル予防にもなる。

とのことだったのでサハラマラソンの時にも使えるな!!

と持って行く予定の靴下第一候補です。

 

ってな感じで雨天時のストレスもそこまで大きく感じることもなく最後まで止まらずに走りきることができて無事に

 
11時間12分33秒でFINISH ‼‼‼‼
 
ウルトラマラソン ゴール
 
 
ウルトラマラソン 第1位
 

応援してくれた皆さん本当にありがとうございました!!!!!

過去最長記録にして最高の結果を出すことができました!!!!!

 
 
この調子でサハラ砂漠250㎞もやってやります!!!!!
絶対優勝します!!!!!!

ウルトラマラソン 表彰

今後とも応援していただけたら嬉しいです。

尾藤 朋美

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